瓦せんべい亀井堂総本店
神戸で150年愛される 「瓦せんべい」の発祥の店です。
■亀井堂総本店 のこだわり
選りすぐりの素材だから、いつまでも変わらないおいしさ
創業当時から変わらない瓦せんべいの味は、選りすぐりの材料で決まります。
新鮮な卵と瓦せんべい専用ブレンドの小麦粉と砂糖、そして隠し味としてコクのある甘みを出すための蜂蜜。
これらのシンプルな素材、味だからお子様からお年寄りの方まで飽きずに美味しく食べていただけます。
ご家族が集まる場で、お茶菓子として会話も弾みます。
素材のおいしさを最大限に引き出す職人技
甘い香りが立ち込める亀井堂総本店の工房、
ここでは今も、熟練の職人が一枚一枚、愛情を込めて瓦せんべいを焼き上げています。
微妙な材料の配合や発酵時間、焼き加減にいたるまで、
四季の気候の変化に合わせて常にベストにコントロールする職人技。
それが創業以来の伝統の味を守り続けている理由です。
技を支える手に馴染んだ道具
使い込まれた道具は、いわば職人の手と一緒です。
何十年と使い込まれた手焼き用の焼き型、細かな線が美しく記される手掘りの焼き印、
焼いた後に形を整える木型など。
どれもが亀井堂総本店の歴史であり魂でもあります。
■瓦せんべい とは
神戸港は1868年1月1日(明治初頭)、鎖国が解かれ外国に開かれた6港のひとつです。
そのころの神戸は人口5千人ほどで余り大きな都市ではありませんでした。
しかし、外国に門戸が開かれたために、多くの新しい文化が神戸を窓口として日本に入ってきました。
当時は船でのみ、人と物が交流していた時代です。したがって、港の近くに外国の人たちは貿易の会社や住まいを作りました。
その面影が、港に近い旧居留地や山手の北野異人館街等に残っています。
こには食料や衣料・日用品等、外国人が生活をするのに必要な「物」の需要が興ります。
それまでは日本人にとって馴染みがなく、贅沢品・高級品であったものが地元や近くの村々から集められ、多くの生活物資が神戸に集まってきました。
砂糖・卵などや、日本人の食す習慣のなかった牛乳・牛肉もその一つです。
神戸は貿易港として商業・造船・鉄鋼・重工業等が栄え、急激に都市化して行きました。これは商都大阪の近くに位置していたのも大きく影響していることでしょう。


当店の創業者で「瓦せんべい」の考案者である松井佐助は、明治の初めごろ、神戸に出て来て菓子屋で奉公をしておりましたが、創意工夫に長けた性格から、日頃製造をしている菓子に飽きたらず、当時の神戸ならではの環境から入手しやすかった材料を使って改良を重ね、小麦粉だけを練って作っていた和風のお菓子を参考に、高価で他の地方では入手しにくかった砂糖・卵等をふんだんに使い、洋風の味覚を醸し出した菓子を作り上げました(同じ材料をオーブンで焼き上げると「カステラ」となります)。
長い鎖国で、憧れの西欧文明に接したことのない庶民にとっては、このような洋風の味覚はとても贅沢で、文明開化の香りのする斬新な食べ物で、別名「贅沢せんべい」や「ハイカラせんべい」とも呼ばれました。
その意味からすれば「瓦せんべい」は、和菓子というよりは神戸の「洋菓子」の始まりだったとも言えます。
また、その当時、江戸幕府は大政奉還をして明治政府に政権が移行しました。 明治政府は、天皇中心の政治体制を確立するため、鎌倉時代末期に後醍醐天皇を守るため「忠君愛国」を謳い、神戸の湊川の戦いで殉死をした、楠正成を奉った「湊川神社」を造営しました。
当時の風潮として天皇制に移行した直後なので、多くの人々が参拝をし、楠公を奉りました。 そんな楠公を、新しく考案した「せんべい」に焼きつけ、自らの趣味であった古代瓦の収集にヒントを得、屋根瓦の形に整えました。これが「瓦せんべい」の起源となります。
【店舗情報】
亀井堂総本店 元町商店街本店
〒650-0022 神戸市中央区元町通六丁目3番17号
078-351-0001(代表)
営業時間 10:00-19:00
【活動情報】
亀井堂総本店 公式ホームページ
■コラボ商品
こまいぬオリジナル瓦せんべい
こまいぬグループとコラボでオリジナル焼き印が施された伝統の焼き菓子を、ご挨拶や手土産にいかがでしょうか。
亀井堂の瓦せんべいは焼き印は3種あり、4枚入りは2種(肉球マーク・QRコード)、6枚入りは3種(肉球マーク・ありがとう・QRコード)でお届けいたします。
※お礼や挨拶が書き込めるメモ欄付きプロジェクトカードも同封
■「こまいぬオリジナル瓦せんべい」は、こまいぬストアでご注文可能です